東京からお越しくださったアスリートのお客様
今回は以前オンライン爪検診を受けてくださったスポーツクライミング選手の方がご来店くださいました。
手足の爪の状態や体のバランス、練習時の動きなどを一通り拝見し、詳しくお話を伺いました。
拝見すると、手の爪は二枚爪で薄く、短く切られている状態でした。
クライミングではホールドを強く掴んだり押したりするため、指先には常に圧力や摩擦が加わります。
そのため、手の爪の機能はとても重要です。
しかし、爪が薄く二枚爪のままだと、握力を十分に発揮できず、結果として指や前腕に余計な負担がかかり、腱や手首の怪我につながるリスクが高まってしまいます。
さらに足の爪も確認したところ、親指が陥入爪で浮き指ぎみの状態でした。
このような足の状態では重心が外側にかかりやすく、内転筋がうまく使えず衰えやすいため、怪我のリスクがさらに高まります。
ご本人も、これまで陥入爪の痛みに対して何度か治療を受けていたそうですが、、、
「また繰り返してしまうのでは…」と不安を感じていらっしゃいました。
爪のトラブルは選手生命にも影響します
特にクライマーにとって、手足どちらの爪トラブルも競技パフォーマンスを左右しかねない重大な問題です。
ハワイで勤務していたサロンでは、医療機関とも連携しながら、プロ選手の爪の機能維持と管理を数多く行ってきました。
その経験をもとに、今回も爪の機能、現在の状態から起こりうる体への負担や怪我のリスクについて丁寧にご説明し、選手ご自身にも「爪の機能を維持することの大切さ」をしっかりとご理解いただきました。
爪を整えることはパフォーマンス向上につながる
ありがたいことに、定期的な施術をご希望いただきました。
最近は日本でも少しずつ「爪の役割・機能」に注目してくださる方が増えており、本当に嬉しく思います。
クライマーにとって、**指先は“最大の武器”です。
爪や爪まわりのトラブルを防ぎ、手足の機能を最大限に引き出すことが、安定した登攀や怪我予防、さらなるパフォーマンスアップにつながります。
お越しいただき、ありがとうございました。