陥入爪ケア 〜爪の機能を取り戻すために〜
東京のクライアント様で、現役の力士の方。
陥入爪による痛みがあり、さらに以前の真菌感染の痕も見られました。
このような状態を放置してしまうと、爪は硬く分厚く変形し、やがて巻き爪へと進行していきます。
「陥入爪」や「巻き爪」は見た目だけの問題ではなく、パフォーマンス低下や身体バランスの崩れを引き起こす要因となります。
特にアスリートにとっては、競技力や選手生命に関わる重要な課題です。
陥入爪・巻き爪が引き起こす身体への影響
● 足のアーチが崩れる
爪が正常に機能しないことで、足裏の荷重バランスが乱れ、衝撃吸収が不十分になります。
その結果、膝や腰などへの負担が増し、慢性的な痛みやフォームの乱れにつながることもあります。
● 指を動かす力が低下する
爪は「つま先を上げる」「蹴り出す」「踏ん張る」といった動作の出力を支える構造的パーツです。
爪の機能が損なわれると、下半身の安定性・推進力が低下し、土俵上での踏ん張りやパフォーマンスにも影響を与えます。
● 足裏のタコ・魚の目の原因にも
爪の働きが失われると、足指や足全体の形状が変化し、一部に負担が集中します。
結果としてタコや魚の目ができ、さらなるバランス崩壊を引き起こす悪循環に陥ることもあります。
クライアント様も膝の怪我に悩まれていましたが、継続的な施術によって少しずつ爪本来の役割機能が再生しています。
爪が正しく機能し始めることで、身体全体の連動性が改善し、現在では踏ん張りやすさ・安定感にも変化が見られています。
爪は身体を支える「要」
足の爪は単なる付属物ではなく、動作・姿勢・バランスを支えるための構造体です。
痛みが軽いからと放置せず、機能面からのケアを行うことが、長期的なコンディション維持につながります。
当店の考え方
当店では、爪本来の機能を再生し、根本的に「陥入爪」「巻き爪」にならない状態へ導くことを目的としています。
そのため、一時的な対処となる「巻き爪矯正」は行わず、爪の構造的再生と機能的改善を重視しています。
爪を“形”ではなく“機能”として捉えることで、身体の動きを支える本質的なケアを提供しています。
爪の小さな異変が、身体全体の不調につながることがあります。
競技を続けるためにも、早期ケアと機能回復を意識した施術をおすすめします。
爪の「形」ではなく「機能」を整える。
アスリートの足元から、動ける身体づくりをサポートします。