爪と外反母趾の深い関係
見落とされがちな「足爪の機能低下」が引き起こす身体のゆがみ
足のトラブルというと、つい「外反母趾」「内反小趾」など骨の変形に意識が向きがちです。
しかし、実はその前段階として爪の機能低下が静かに進み、指の位置や足のアーチを崩していることをご存じでしょうか?
爪はただの硬い板ではない
「爪の役割」は、指先に力を生み出し、足指を正しく動かすための「支点」になること。
しかし、過剰な角質化や湾曲が進んでしまうと、この支点としての働きが弱くなり、指をしっかり使えなくなります。
その結果…
• 指を元の位置へ戻す力が作れない
• 指が本来の位置から徐々にズレていく
という状態が起こります。
指のズレ → アーチの崩れ → 膝・腰に負担
指の位置がズレると、足のアーチは確実に低下していきます。
アーチが下がると
• 衝撃吸収力が落ちる
• 歩くたびに膝・腰にダメージが蓄積
• 長時間歩けない、疲れやすい体になる
といった悪循環につながります。
外反母趾の方に多い「爪の角質化」は、実はこの流れの原因のひとつとしてとても重要です。
過剰に角質化した爪は、自力では回復できない
角質化や変形が進んだ「爪」は、放置しても自然には戻りません。
爪は回復能力が弱いため、機能が落ちたまま年月が経つと
• 足指の変形
• 外反母趾・内反小趾の悪化
• 歩行バランスの崩壊
このように、足全体のトラブルへ進行しやすくなります。
爪の機能が回復すると、指は元の位置に戻る
当店では、まず過剰に角質化した爪を正常な状態へ戻す施術を行います。
爪の機能が再生してくると
• 指が正しい方向へ戻る
• 外反母趾や内反小趾が自然と改善していく
• 足のアーチが整い、歩行が安定する
という変化が見られます。
実際、外反母趾の方ほど爪の機能低下が顕著で、爪が整い始めると足の変形も軽減していくケースは多くあります。
見た目だけの問題じゃない
「足爪のトラブル」は
• 見た目
• 痛み
だけの問題ではなく、将来的に歩行困難につながるリスクもあります。
だからこそ、まずは自分の足爪を観察することこれが健康な歩行の第一歩です。


