膝の違和感を放置すると起こる「足と爪」の連鎖的トラブル
― プロアスリートの現場から ―
先日、担当させていただいている東京在住のプロアスリートの方から、「トレーニング中に膝に違和感を感じた」とご連絡をいただきました。
プロアスリートにとって、この違和感を放置することは、時に選手生命に関わる重大なリスクになるため東京に伺いました。
痛みがあると、体は無意識にかばう
体に痛みや違和感があると、人は無意識のうちに痛くない側の足へ重心をかけるようになります。
すると、
・違和感のある足には圧がかからなくなる
・足指が使われなくなる
・爪の機能が低下する
このような状態が続くことで、巻き爪・陥入爪、足指の変形、足裏アーチの低下といったトラブルが起こりやすくなります。
膝が改善しても、足や爪は元に戻らないことがある
膝の状態が改善してきたとしても、一度変形してしまった足や爪は、そのまま残ってしまうことがあります。
特に爪は、自力で機能を回復・再生する力が低い部位です。
そのため、正しいケアを行わなければ、本来の爪の機能は戻りにくくなってしまいます。
結果として、体のバランスや重心が崩れたままとなり、怪我を繰り返しやすい体へとつながってしまうのです。
ハワイで見てきた、プロアスリートの共通認識
ハワイで勤務していたサロンには、多くのプロアスリートが来店されていまし膝の違和感が引き起こす「足と爪」の連鎖トラブルプロアスリートの現場で見てきた予防の重要性た。
皆さん口を揃えて、こうお話しされていました
「体に違和感を感じたときに放置しないこと」
「体はすべて繋がっているから、“爪の管理”も本当に大切」
「これを怠ると、今後の選手生命に関わる」
爪は小さな存在ですが、体を支え、力を伝え、バランスを保つための重要な役割を担っています。
日本でも、その経験を活かして
日本でも、これまでの経験を活かし、プロアスリートの方の施術を担当させていただけることをとても嬉しく思っています。
「まだ痛くないから大丈夫」
「そのうち治るだろう」
そう感じたときこそ、体と爪からのサインを見逃さないことが大切です。
体の不調を「起きてから対処」ではなく「起きる前に防ぐ」ために
怪我や不調は、ある日突然起こるものではなく、日々の小さな変化の積み重ねです。
その変化にいち早く気づく手段のひとつが、爪の状態を定期的にチェックすることだと感じています。
2026年からはご要望の多い企業・団体様向けに「爪検診」という形で、福利厚生への導入も視野に入れています。
・ 不調が大きくなる前に気づく
・ パフォーマンス低下を未然に防ぐ
・ 長く動ける体を維持する
そのための一つの選択肢として、「爪から体を見る」という考え方が、少しでも多くの現場に広がっていけば嬉しく思います。


