プロボクサーのフットワークを支えているのは「爪」だった
プロボクサーにとって、フットワークは攻守すべての土台です。
踏み込み、バックステップ、サイドへの切り返し、その一瞬の動きを支えているのが「足指」と「爪」です。
東京で施術をさせていただいているプロボクサーの方の足を拝見したところ
・親指は陥入爪の影響による浮き指(痛みあり)
・その他の指は下方向へ湾曲
・足全体のアーチが低下している状態でした。
この状態では、爪が本来担っている
• 地面を正確に捉える
• 蹴り出す際の安定
• つま先を引き上げる制御
といった機能が十分に発揮されません。
つまり、フットワークに必要な「止まる・踏み込む・切り返す」という動作が、無意識のうちに不安定になってしまいます。
さらに足のアーチが下がることで、地面からの衝撃を吸収するクッション機能が低下し、その負担は膝や腰へと直接伝わります。
実際にこちらのお客様も、すでに膝の痛みを感じておられました。
ハワイで勤務していたサロンでは、多くのプロアスリートの爪の機能維持のための施術を行ってきました。
今回も、「今の身体で、爪が最大限フットワークを支えられる状態」を目指して施術を行っています。
施術後、選手からは「膝の痛みが楽になり、フットワークが軽くなった」という感想をいただきました。
爪が本来の機能を取り戻すと、足指は自然に使えるようになり、足のアーチも正しい位置へと戻っていきます。
その結果、
・動き出しが軽くなる
・踏み込みが安定する
・身体全体のバランスが整う
といった変化が起こります。
プロボクサーにとって「爪」は、単なる末端ではなく、フットワークと選手生命を支える重要なパーツです。
トレーニングや身体のケアはもちろん大切ですが、それらを最大限に活かすためにも、まずは爪から整えることがパフォーマンス向上とケガ予防の第一歩になると感じています。



