大阪出張レポート
先日、大阪の高齢者施設にて、利用者様へは「爪の役割機能を再生させる」施術を、スタッフ様へは「正しい爪の切り方」の指導を行いました。
高齢者に多い爪の変化
高齢になると、血流の低下や代謝の衰え、または不適切な切り方などが重なり、以下のような爪トラブルが多く見られます。
•肥厚爪(ひこうそう):爪が分厚く硬化し、靴に当たると痛みを伴う
•爪甲真菌症:白癬菌による感染で爪が変色・脆弱化する
•陥入爪・巻き爪:深爪や靴の圧迫で爪が皮膚に食い込み、炎症や歩行障害を引き起こす
これらは見た目の問題に留まらず、歩行困難や転倒リスクの増加につながるため、早期の対応が不可欠です。
爪の機能と全身への影響
足の爪は単なる“飾り”ではなく、歩行や姿勢保持に欠かせない器官です。
•蹴り出す力を生み出す
•つま先を持ち上げる力を補う
•踏ん張る力を支える
•足指や足全体を正しい位置へ戻す
この機能が低下すると「浮き指」「足指の変形」「足アーチの崩れ」へとつながり、やがて膝・腰・靭帯に負担がかかりやすくなります。つまり、爪の健康は歩行能力と生活の質に直結するのです。
ハワイでの経験との比較
私が勤務していたハワイでは、幼少期から学校教育の中で「爪の正しい切り方」や「爪の役割」について学ぶ機会があります。そのため、陥入爪や巻き爪、真菌感染などは早期に予防され、重症化した爪を見ることは少ないのが特徴です。
一方、日本では「爪はただのパーツ」と考えられがちで、症状が悪化しても放置されるケースが多く見られます。その結果、歩行困難や要介護状態へと進行してしまう方も少なくありません。
高齢者の健康維持や介護予防の観点からも、爪の機能再生と正しいケアの普及は急務です。
爪の機能を守ることは、転倒を防ぎ、自立した生活を支える第一歩となります。
当店では、、、
•高齢者施設での出張施術
•スタッフ様向け「正しい爪の切り方」研修
•爪トラブル予防セミナー
なども承っております。
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