足裏ガチガチ・ひび割れ…それは“乾燥”だけが原因ではありません
「かかとガチガチ」「ひび割れて痛い」
そんなお悩みを抱えている方はとても多いです。
乾燥が原因だと思っている方がほとんどですが、実はそれだけではありません。
足裏が硬くなったり、ひび割れてしまうのには体の内側の巡りや爪の機能も深く関わっています。
乾燥 ― 甘皮の役割が失われているサイン
足爪の根元にある「甘皮」には、体の中で作られた水分油分のバランスを守るバリア機能があります。
しかし、この甘皮がなかったり傷ついていると、バランスが崩れ、爪や皮膚が乾燥しやすくなります。
「爪のまわりがカサカサしている」「甘皮が全然ない」そんな状態は、すでに乾燥が進んでいるサインです。
血行不良 ― 爪の役割が弱まると体の巡りも滞る
足爪には「足指を動かす力を生み出す」という大切な働きがあります。
ところが、爪が機能不全していたり、間違った切り方をしているとその力が弱まり、末端まで血が届きにくくなります。
血流が滞ると冷えが起きやすくなり、冷えるとさらに乾燥が進みます。
このような悪循環が、ガサガサやひび割れを繰り返す原因になります。
特に「冷え性だからと外から温めているのに、また冷えてしまう」という方は要注意。
外側だけ温めると一時的に汗をかき、その汗で皮膚が冷えてしまうため、冷えが悪化してしまうのです。
間違ったケア ― 削りすぎは逆効果
「角質を取ればキレイになる」と思っていませんか?
実は、角質にも足裏を守る大切な役割があります。
一気に削り取ったり、角質除去シートなどでごっそり取ってしまうと、 体は「守らなきゃ!」と判断して、角質をさらに厚くしてしまいます。
結果、以前よりもガチガチに硬くなってしまうのです。
根本改善の第一歩は「健康な甘皮を再生すること」
足裏のひび割れやガチガチを本当に改善したいなら…
まずは「健康な甘皮を再生させること」から始めましょう。
甘皮が整うことで、体内の水分と油分のバランスが回復し、 自然と乾燥しにくい足裏環境へと変わっていきます。
当店のケア方針
当店では、足裏を「一度でチュルチュルにする」ようなケアは行っていません。
なぜなら、それは一時的な見た目の改善にすぎず、 根本的な回復にはつながらないからです。
足裏の機能そのものを取り戻すケアを目的としています。
時間をかけて、体が本来持つ力を引き出すことで、足元から健康が整っていく感覚を実感していただけるはずです。
焦らず、丁寧に。
足裏は、きちんとケアしていけば必ず応えてくれます。
「何度ケアしても戻ってしまう」と感じている方こそ、 ぜひ根本からの見直しをしてみてください。
いつもありがとうございます。


