爪の変化は「年齢のせい」だけじゃない?
更年期と甲状腺ホルモン、そして爪の深い関係
「最近、爪が割れやすい…」
「縦筋が前より増えた気がする」
「なんとなく爪の色もくすんできた」
40〜50代になると、こんな“爪の変化”を感じる女性がぐっと増えてきます。
ですが多くの方が 「年齢だから仕方ない」 と見過ごしてしまいがちです。
実はこの変化、更年期によるホルモンバランスの乱れや甲状腺ホルモンの低下と深く関わっていることがあります。
爪は、体の状態がそのまま映し出される場所。
だからこそ、更年期世代に起こりやすい隠れ不調にいち早く気づけるサインでもあるのです。
更年期と爪の変化がリンクする理由
代謝の低下で爪が作られにくくなる
更年期になると女性ホルモンが減少し、体全体の代謝は少しずつスローダウンします。
その影響は「ケラチンの生成」にも表れ、爪が薄く・割れやすくなりやすい状態に。
血流が落ちて、爪に栄養が届きにくい
冷えや肩こりが増えるように、血流も滞りやすくなります。
その結果、爪まで酸素や栄養が十分に運ばれず、縦筋や乾燥、表面の凹凸が目立ちやすくなります。
実は更年期世代に多い「甲状腺機能の低下」
40〜60代の女性は甲状腺ホルモンが低下しやすい時期でもあります。
甲状腺ホルモンが不足すると
• 爪の伸びが遅くなる
• 色がくすむ・黄ばむ
• 表面がボコボコする
• 割れやすくなる
といった症状が出やすくなります。
「最近なんだか体が重い」
「疲れが抜けにくい」
「髪や肌の乾燥がひどい」
こんな変化に爪のトラブルが重なっている時は、甲状腺のチェックをしてみる価値があります。
更年期だからこそ、爪のSOSに気づきやすい
更年期は、女性にとって身体がゆっくりと変化していく大事な時期。
その変化に気づくためのわかりやすいサインとして、爪はとても優秀です。
• 爪が乾燥する
• 表面が荒れる
• 縦筋が増える
• 伸びるのが遅い
これらは、体の内側の変化を知らせるSOSかもしれません。
あなたの体は、あなたにしか守れないから
爪の変化は小さなことのようでいて、「もっと自分を大切にしてね」という体からのメッセージでもあります。
もし爪の状態がいつもと違う…と感じたら、無理に我慢せず、ぜひ一度体の内側にも目を向けてみてください。
爪は、年齢を重ねるほどに正直になります。
だからこそ、そのサインを早めにキャッチして、心地よく過ごせる体づくりのきっかけにしていきましょう


