その「ガサガサかかと」実は爪が原因かもしれません
この季節になると、体感として約9割のお客様が「かかとのガサガサ」に悩んでおられます。
そのうち多くの方が、
• 何もケアをしていない
• 何をしたらいいかわからない
• とりあえず削る、塗るしかない
そんな状態で過ごされているのが現状です。
実際、
「足裏が硬いから削る」
「乾燥しているからオイルやクリームをたっぷり塗る」
このようなセルフケアをしている方も多いのですが、、、
実はそのケアが、かえって症状を悪化させているケースも少なくありません。
無意識のセルフケアが、悪循環を生んでいることも
先日お越しいただいたお客様も、硬い角質やタコを無理に削り、保湿を重ねるうちに
• 乾燥が進む
• 皮がめくれる
• さらに削りたくなる
という悪循環に陥っていました。
実は、足裏の角質やタコができるのには、ちゃんとした「役割」と「意味」があります。
原因を無視して闇雲にケアをしてしまうと、
肌の防御反応が強まり、、、
さらには「爪の機能」にまで影響してしまうのです。
なぜ「足裏」と「爪」は関係しているの?
ガチガチ・ひび割れの足裏には、爪の状態が大きく関わっています。
主な原因は次の4つです。
1.乾燥(油分不足とターンオーバーの乱れ)
足裏には皮脂腺がないため、もともと乾燥しやすい部位です。
加齢や刺激によってターンオーバーが乱れると、古い角質が溜まり、硬く厚くなってしまいます。
2.靴などの刺激(爪と重心の関係)
爪が健康でないと、指先に正しく力が伝わりません。
その結果、歩き方や重心が崩れ、かかとなど一部に過剰な圧がかかり、角質が厚くなります。
3.冷え性(血行不良)
爪は「指先で地面を蹴り出す」ために重要な役割を持っています。
爪が弱いと指がうまく使えず、血流が滞り、
冷えやターンオーバー低下につながります。
4.間違ったセルフケア
角質を削りすぎると、体は「皮膚を守らなきゃ!」と反応し、以前よりもさらに硬い角質を作ろうとします。
軽石や角質除去シートも、状態に合っていなければ逆効果です。
正しいケアで、足裏は変わります
足裏の角質は、外部刺激から守るための大切なバリアです。
削りすぎは禁物ですが、放置して厚くなりすぎると、今度は白癬菌などが繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
今回、爪と足裏の両面から施術方法を見直したところ、1か月ほどで角質の厚みや皮めくれに変化が見えてきました。
足裏は「削る場所」ではありません
足裏は、機能を整える場所。
そしてその機能の中心にあるのが、普段あまり意識されていない*「爪」です。
かかとだけを見ていても、本当の原因にはたどり着けません。
もし今、
「削っても、塗っても良くならない」
「毎年同じ時期にガサガサを繰り返している」
そんな状態であれば、一度、ご自身の“爪の状態”にも目を向けてみてください。
足元は、正しい知識とケアをすれば、必ず応えてくれます。



