爪検診@オンライン
埼玉県にお住まいの発達障害のお子様の爪の切り方と、足の親指の巻き爪のご相談
今回は「爪検診@オンライン」でご相談いただいたお客様。
ご相談内容は、
• 発達障害のあるお子様の爪の切り方がわからない
• 足の親指が巻き爪気味で、痛そうに見える
というものでした。
発達障害のお子様と「爪切り」の難しさ
ハワイで勤務していたサロンでは、クリニックや学校と連携しながら施術を行い、発達障害のあるお子様の爪を拝見し、ケアや指導を行う機会も多くありました。
その経験から感じているのは、発達障害のあるお子様にとって、爪切りは単なるお手入れではないということです。
爪切りは、
• 体の一部を失うような強い恐怖
• 切った後の指先の違和感
• いつ終わるかわからない不安
• 音や道具そのものへの拒否反応
• 姿勢を保つことの難しさ
こうした複数の要因が重なり、大きなストレスになりやすい行為でもあります。
「切らせてくれない」「暴れてしまう」「どこまで切っていいかわからない」保護者の方が悩まれるのは、とても自然なことです。
避けたいケア方法について
電動の爪削りやお風呂上がりの爪切りは、一時的に楽に切る方法として選ばれることもあります。
ただし、短くすることだけを目的にしたケアを続けてしまうと
• 爪の機能低下
• 巻き爪・陥入爪のリスク増加
につながる可能性があります。
実際に爪を見てわかったこと
爪検診で実際にお子様の爪を拝見すると、
• 爪が短く切りすぎられている
• 角が深く落とされている
• 足の親指の爪の端が皮膚に食い込み始めている
という状態でした。
まだ「巻き爪」と呼ぶほど重度ではありませんが、この切り方を続けると、将来的に痛みや炎症につながる可能性がある状態です。
大切なのは「きれいに切る」より「守る切り方」
爪は、指先を守り、力を入れるために必要な器官です。
特に発達障害のあるお子様は、
• 歩き方
• 体の使い方
にクセが出やすく、足の親指には思っている以上に負担がかかっています。
そのため、
• 深く切りすぎない
• 角を落としすぎない
• 痛みが出る前に「形」を整える
この考え方がとても重要です。
ハワイ時代のサロンでも、まずはお子様との信頼関係を築くことを最優先し、その上で正しい切り方を行っていました。
ご家庭でできる具体的なアドバイス
爪検診では、
• お子様の爪の状態に合った適切な長さ
• 巻き爪を悪化させない足の親指の切り方
• 無理に切らなくてもいいタイミングの見極め方
などを、保護者の方にお伝えしました。
「全部きれいに切らなきゃ」と思わなくて大丈夫です。
切らない勇気も、立派なケアのひとつです。
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爪の悩みは「切り方」だけの問題ではありません
今回のように、
• 発達障害
• 巻き爪
• 爪切りを嫌がる
これらはすべて、
爪の構造と体の使い方が関係していることが多いです。
自己判断で続けてしまう前に、
一度「爪検診」で状態を確認してみませんか?
爪は小さなパーツですが、
お子様の毎日の生活の快適さに大きく影響します。
同じようなお悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。


