先日、ある焼肉店で食事をした時のことです。
スタッフの方がお肉を運んで来られた際、長さを出したネイルアートをされた爪が、食材やタレに触れている場面を目にしました。
その瞬間、正直ぞっとしました。
私は普段から爪の仕事をしているため、人よりも手元に目がいくのかもしれません。
しかし、それを差し引いても気になってしまいました。
実際に衛生上の問題があったかどうかは分かりません。
ただ、長い爪が食材やタレに触れている様子を見たことで、安心して食事を楽しむことが難しくなってしまいました。
以前、「飲食業とネイルの衛生リスク」についてのブログを書いたことがあります。
その中でもお伝えしたように、爪は通常でも表面や指先の間に汚れが溜まりやすくなります。
実際、以前ハワイで勤務していた頃、ネイルをした爪や、浮きや剥がれがあるネイルの状態を顕微鏡で観察する機会がありました。
その時に見た、爪とネイルの隙間に存在する汚れや細菌の多さは、今でも印象に残っています。
普段は目に見えないものだからこそ、改めて爪の衛生管理の大切さを感じる経験になりました。
ただ、ネイルカラー、ジェルネイルやネイルアートそのものが悪いと言いたいわけではありません。
私自身、ネイルを否定する立場ではありません。
爪のおしゃれを楽しむことは、素敵な自己表現のひとつだと思っています。
ただ、食品を扱う現場では話が別です。
お客様は厨房の衛生状態を直接確認することはできません。
だからこそ、スタッフの手元や身だしなみから安心感を判断することがあります。
今回、感じた違和感も、まさにそこでした。
飲食店に求められるのは、おいしい料理だけではありません。
安心して口にできるという信頼も大切です。
爪は見た目を美しく見せるためのものでもあります。
しかし同時に、衛生や健康とも深く関わる身体の一部です。
だから私はいつも、
「爪は身体の一部であり、生活や仕事とも密接につながっている」
とお伝えしています。
今回の出来事は、改めてそのことを考えさせられる機会になりました。
以前の記事では、飲食業におけるネイルの衛生リスクについて、細菌繁殖や衛生管理の観点から詳しく解説しています。



