爪水虫(爪白癬)って知っていますか?
「爪が黄っぽく濁ってきた」
「爪が厚くなってきた」
そんな変化を感じたら、それは爪白癬=爪水虫かもしれません。
爪白癬は、カビの一種である「白癬菌」が爪に感染して起こる病気です。
日本人の10人に1人がかかっていると言われるほど、とても身近な爪トラブルです
爪白癬(爪水虫)の特徴
•爪が白〜黄色に濁る
•爪が厚くなって、もろくなる
•靴が履きにくくなるほど変形することも
•かゆみがないので気づきにくい
•人にうつる可能性がある感染症
「痛くないし、かゆくないから放っておこう…」と思いがちですが、自然に治ることはありません。
放置すると、ほかの爪や家族へ広がってしまうこともあります。
どうして爪白癬になるのか?
多くの場合は「足の水虫」から始まります
足の皮膚に感染した白癬菌が、時間をかけて爪の中に入り込むことで発症します
•蒸れた靴や靴下を長時間履いている
•公衆浴場やジムなどで足元を共有する
•家庭内でバスマットやスリッパを共用している
こんな環境は、白癬菌にとって居心地のいい場所。
ちょっとした日常の中で感染してしまうこともあります。
爪白癬を予防するには?
一番の予防は「水虫にならないこと」です
•足を清潔に、毎日やさしく洗う
•靴下はこまめに交換
•靴は毎日同じものを履かず、休ませる
•公共施設を利用した後は、足をよく洗って乾かす
•家族でのタオルやバスマットの共有はできるだけ避ける
そして何より大切なのは「気づいたら早めに対応すること」。
市販の水虫薬で初期ケアをするのも効果的ですし、爪にまで症状が出ている場合は皮膚科での診断・治療をお勧めしています
爪白癬は「ちょっと見た目が気になるだけ」と思われがちですが、放置すると長引いたり、家族にうつしてしまったりすることもあります。更に何十年後かの寝たきりにもつながります。
早めに気づいて、正しく対処することが自分の爪を守る一番の近道。
「もしかして?」と感じたら、そのままにせずご相談くださいね。