【オンライン爪検診】秋田県からのご相談
秋田県にお住まいの方からオンライン爪検診のご依頼をいただきました。
幼少期から陥入爪の痛みに長年苦しみ、さまざまな病院や治療法を試されたとのこと。
そんな中で、既存のクライアント様のご紹介で当店のブログを読み、オンラインでの爪検診を希望してくださいました。
現在の状態とこれまでの治療
現在は、常にワイヤーをつけていないと痛みで生活が難しい状態とのことでした。
陥入爪のワイヤー治療は、痛みを取り除くという点では非常に有効な方法です。
しかし、当店が大切にしている「爪の機能再生」という観点から見ると、実はワイヤー治療はその逆のアプローチになることがあります。
陥入爪の本当の原因とは?
陥入爪の原因は「爪の切り方」や「真菌類」など、誰にでも起こりうる身近な要因です。
最初に痛みが出たときに、放置したり間違った対処をしてしまうと、爪が痛みを“記憶”してしまい、何度も再発を繰り返すことがあります。
その結果、歩くこと自体が億劫になり、長期化すると将来的に寝たきりにつながるリスクもある。それが陥入爪の怖いところです。
ハワイでの取り組みと「予防」の大切さ
ハワイで勤務していたサロンでは、保育園や学校で定期的に正しい爪の切り方の指導が行われていました。
まさに日本でいう「歯の定期検診」と同じような感覚で、子どものうちから正しいケアを学ぶ習慣が根づいています。
それだけ「予防」が大切だということです。
クライアント様の決意と今後のサポート
長年ワイヤー治療を続けている方の場合、「爪の機能再生」は相反する部分があり、施術が難しくなることもあります。
そのため「もし痛みを取ることだけが目的であれば、ワイヤー治療が最適です」とお伝えしました。
それでもクライアント様は、「時間がかかっても、ワイヤーのない生活を目指したい」
とおっしゃってくださり、後日施術のご予約をいただきました。
今後は定期的な施術を通して、痛みと向き合いながら陥入爪の根本的改善に向けて少しずつ「本来の爪の機能」を取り戻していけるよう、丁寧にサポートしていきます。
爪は身体の一部であり、日々の生活の“土台”です。
一時的な痛みの緩和だけでなく、根本から機能を再生していくことが、健康な未来につながると私は考えています。


