深爪と炎症の負のループから抜け出すために
東京出張。
今回は、一般のお客様の施術。
長年続く陥入爪の痛みで10年以上、矯正を続けていらっしゃいます。
陥入爪は、なぜここまで悪化するのか
陥入爪は、強い痛みを伴う爪トラブルです。
その根本的なきっかけの多くは「深爪」
爪を短く切りすぎることで、本来爪が支えているはずの皮膚が盛り上がります。
そこへ伸びてきた爪が当たり、やがて皮膚に刺さってしまうのです。
さらに 靴による圧迫やスポーツによる衝撃、これらが加わると、爪はより深く食い込んでいきます。
本当に怖いのは「刺さること」ではない
意外かもしれませんが、爪が刺さった瞬間は、まだそれほど強い痛みは出ないこともあります。
本当に怖いのは、
その傷口から細菌が入り込むこと。
細菌が繁殖し炎症が起こると
• ズキズキする激しい痛み
• 腫れ
• 化膿
一気に悪化していきます。
「痛いから切る」は、負のループの始まり
指先が痛むと、「食い込んでいる部分を切ってしまおう」「矯正でとにかく広げよう」そう考えてしまうのも無理はありません。
ですが、無理に切ることで、、、
小さな爪のトゲが残り、それがさらに深く刺さります。
さらに、矯正で一時的に痛みを感じにくくなると、炎症に気づかないまま細菌が繁殖しやすくなるケースもあります。
これが、繰り返す炎症の原因になります。
慢性化するとどうなるか?
炎症を何度も繰り返すと、赤く盛り上がった「肉芽」ができることもあります。
今回のお客様も、矯正を外すと激しい痛みが出る状態。
「やめたくても、やめられない」そんな状況が続いていました。
現在は、矯正を継続しながら当店の施術で根本改善を目指しています。
先日、ハワイで勤務していた頃に大変お世話になった医師に、お客様の陥入爪の今後の方針について相談させていただきました。
医師からの専門的な意見も踏まえ、今後の施術方針をお客様へお伝えしました。
陥入爪は、痛みを取ることがゴールではありません。
なぜ繰り返すのか?
なぜやめられない状態になるのか?
そこまで見て初めて、本当の改善が始まります。
長年悩んでいる方ほど「仕方がない」と思い込んでいることが少なくありません。
ですが、爪には本来の役割があり、その機能を正しく取り戻せば、選択肢は変わります。
目の前の痛みだけでなく、その先の人生まで見据えた施術を。
必要な方に、必要な形で届きますように。



