巻き爪矯正中の注意点
知らないうちに危険な状態になっているかも
陥入爪でお悩みのクライアント様の中には、すでに他店で巻き爪矯正を受けている方もいらっしゃいます。
先日も、他店で矯正中のお客様の爪の状態が少し気になりました。
当店では、爪の本来の機能を再生させることを目的としており、爪を削ったり矯正器具を装着するような一時的な処置は行っていません。
一時的な痛みの緩和ではなく、「根本的に巻かない爪」へと導くことを大切にしています。
施術中に感じた「いつもと違う臭い」
施術中、少し気になることがありました。
それは、いわゆる「足の臭い」や「腐敗臭」とは異なる、真菌類が繁殖しているとき特有の臭いです。
巻き爪や陥入爪の痛みの原因は、爪の形や切り方だけではありません。
実は、真菌類の繁殖が深く関係しているケースも多いのです。
日本人の生活環境は一年を通して湿度が高く、特に足の爪まわりは蒸れやすいため、菌が繁殖しやすい条件がそろっています。
また、矯正器具をつけていると痛みが軽減されるため、化膿が進んでいても気づかないことがあります。
この状態を放置すると、炎症や感染が悪化する恐れもあるのです。
ご自宅でのケアがとても大切
当店では、施術だけでなく、真菌類が繁殖しないためのご自宅でのケア方法もお伝えしています。
日常の中で少し意識を変えるだけでも、爪の健康状態は大きく変化します。
矯正中の方も、次の点を意識してみてください。
• 爪まわりを清潔に保つ
• 足を洗った後はしっかり乾かす
• 通気性の良い靴や靴下を選ぶ
• になる臭いや変色があれば早めに相談する
巻き爪は、現在の痛みを和らげるだけで安心してしまいがちですが、将来的な歩行のしづらさにもつながる可能性があります。
「痛みはないけれどなんとなく違和感がある」「臭いが気になる」といったサインを感じたら、早めに専門家へご相談ください。


