大相撲名古屋場所3日目。
今場所もご招待いただき、砂かぶり席の最前列で観戦させていただきました。
本当に砂も飛んでくるし、時には力士も飛んでくる距離。
テレビでは伝わらない迫力に毎回圧倒されます。
もちろん取組そのものにも大興奮でしたが、もうひとつ大きな収穫がありました。
それは、力士の皆さんの足爪を間近で見ることができたことです。
普段、担当させていただいている力士の爪は拝見していますが、それ以外の力士の爪を見る機会はほとんどありません。
私にとっては非常に貴重な時間でした。
ハワイで勤務していた時に、足の爪は身体を支えるために欠かせない重要な役割を担っていることを学びました。
その観点から爪の状態を見ると、その方の身体の使い方や足への負担のかかり方をある程度把握することができます。
足のどこに力が集中しているのか。
どの部分に継続的な負荷がかかっているのか。
爪には、その方の身体の使い方の癖が現れることが少なくありません。
観戦しながら、
「この部分にかなり負荷がかかっているな」
「このまま続くと身体への負担が大きくなりそうだな」
そんなことを考えていました。
実際に何名か気になる爪の状態の力士も見受けられました。
爪だけで全てがわかるわけではありません。
しかし、爪は身体からの大切なサインのひとつです。
ハワイ勤務時代から多くのプロアスリートの爪を拝見してきましたが、膝や腰、足首などに不調が現れる前から、爪に小さな変化が出ているケースを数多く見てきました。
そしてそれは、力士のようなトップアスリートだけの話ではありません。
立ち仕事の方、運動をしている方、子どもから高齢の方まで。
誰の爪にも、その人の身体の使い方や生活習慣の痕跡が残っています。
爪は単なる身体の一部ではなく、身体の状態を映し出す大切なサインです。
今回も取組を間近で拝見しながら、改めてそのことを実感しました。
身体は痛みが出てから気づくことが多いものです。
しかし、その前からサインは出ています。
これからも爪を通して、その小さなサインを見つけるお手伝いを続けていきたいと思います。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。



