ハワイで知った爪の本当の役割
ハワイに行く前、日本でネイリスト、ネイルスクール講師として働いていました。
当時の私にとって爪は「美しく飾るもの」でした。
お客様の爪を綺麗にすることはもちろん、自分自身の爪も常にアートを施し、自分の爪が広告塔でした。
その後、スキルアップのためハワイへ渡りました。
そこで出会ったのは、日本とは全く違う爪に対する考え方でした。
ハワイでも爪のおしゃれを楽しむ方はたくさんいます。
ですが、その前提としてあったのは、
爪は身体の一部である
という考え方でした。
爪には役割があり、機能があります。
その機能が十分に働いていない状態では、本来の健康な爪とは言えません。
ハワイではクリニックや教育機関と連携し、幼少期から正しい爪の切り方を伝える取り組みも行われていました。
その考え方に大きな衝撃を受けました。
そして、さらに衝撃だったのは自分自身の爪でした。
施術を学ぶ中で、
「施術者自身の爪が健康でなければ、指先の感覚や感触を十分に活かすことができない。お客様の繊細な爪を安全に施術することもできない」
ということを知り、長年続けていたアートを外しました。
すると、自分の爪はほぼ爪ではなくなっていました。
アートを外した爪は、本来の爪がほとんど残っておらず、角質のみでペラペラな状態でした。
手にうまく力が入らず、箸を持つことすら大変でした。
ネイリストとして働いていたにもかかわらず、自分の爪を見ていなかったです。
その時初めて、爪は単なる飾りではなく、
「物をつかむ」、「指先を動かす」「感覚を伝える」、ために欠かせない身体の一部なのだと実感しました。
この経験が、爪の機能や役割について学び技術を得る大きなきっかけになりました。
そして後になって気づいたことがあります。
私自身、長年悩んでいた巻き爪や足のトラブルも、爪の機能と深く関係していたのです。
当時はまだ、そのことに気づいていませんでした。


