施術をしていて、非常に多いと感じる爪周りの炎症。
老若男女問わず、多く見られます。
爪周りが赤くなったり、腫れたり、痛みが出たり。
こうした炎症は、日常生活のちょっとした癖や習慣によって引き起こされているケースが多いです。
主に考えられる要因としては、次のようなものがあります。
① 乾燥
水仕事や洗剤の使用、手先をよく使うお仕事は、指先の水分や油分を奪いやすく、乾燥を招きます。
また、水を使うからといって行っているゴム手袋の使い方や、ハンドクリームの塗り方によっても、乾燥を助長してしまうことがあります。
乾燥した皮膚はバリア機能が低下し、炎症を起こしやすい状態になります。
② 栄養バランスの乱れ
たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどは、皮膚や爪の健やかな状態を保つために欠かせません。
これらが不足すると再生力が低下し、トラブルが起きやすくなることがあります。
③ 甘皮の状態の変化
甘皮は、爪と皮膚の境目を保護する大切な役割を持っています。
しかし、ネイルケアや乾燥、日常的な摩擦などにより、薄くなったり失われてしまうことがあります。
ここで重要になるのが「甘皮」の存在です。
甘皮には
・外部からの異物や細菌の侵入を防ぐ
・水分と油分のバランスを保つ
・乾燥から守る
といった働きがあります。
つまり、甘皮が健康な状態で保たれていることは、指先のトラブル予防につながります。
結果として、ささくれや炎症が起こりにくい状態を維持しやすくなります。
施術の中で、爪周りに炎症があるお客様には、必ずその方の日常生活や習慣についてお聞きするようにしています。
同じように見える炎症でも、原因は人それぞれ異なるため、その方に合った対処法をお伝えしています。
実際にお客様からは、
「炎症があることには気づいていたけど、どうしたらいいか分からず放置していた」
というお声をよくいただきます。
そして、原因と対処法を知ることで、
「気づいたら炎症ができなくなっていた」
という変化を感じられる方も多くいらっしゃいます。
甘皮は、日本では余分なものと思われがちですが、本来は身体を守るために必要な大切な一部です。
ただ、甘皮の状態はご自身で見分けるのがとても難しい部分でもあります。
まずは、ご自身の甘皮の状態を知ることから始めてみてください。



