分厚く変色した爪と身体全体への影響
親指の爪が大きく変形し、厚みと変色が顕著に見られます。爪の表面は硬く盛り上がり、通常の「爪」としての役割をほとんど果たせていない状態です。
⚫︎真菌感染による変色と肥厚化
親指の爪は、過去の”真菌感染(水虫)”の影響で黄色く変色し、さらに厚みを帯びています
これは「爪の肥厚(ひこう)」と呼ばれる状態で、感染によって爪母(爪を作る組織)がダメージを受けることで、正常な爪が生えてこなくなります
結果として、本来の爪ではなく、角質が過剰に積み重なってできたかたまりのような状態で、爪本来の機能が失われてしまいます
⚫︎爪が果たす重要な役割
健康な爪は、単に見た目のためだけではなく、次のような身体の機能を支える役割を持っています
•歩くときの蹴り出しの力
•つま先を持ち上げる力
•指で踏ん張る力
•足指のスムーズな動き
爪が正常に機能していないと、足指が正しく使えず、踏ん張れない、指が動かないといった状態になります
⚫︎爪の異常が引き起こす全身への影響
爪が機能しないことで、足の指のバランスが崩れ、”足のアーチ(土踏まず)”も低下してしまいます
アーチが下がると、歩行時の衝撃を吸収できず、膝や腰などに負担が直接かかるようになります
その結果、以下のような不調につながることがあります:
•膝や腰の慢性的な痛み
•靭帯やアキレス腱の損傷
•O脚や姿勢の崩れ
クライアント様も、O脚と腰痛を抱えておられ、歩行や立位時のバランスにも影響が出ていました
⚫︎爪の機能再生からはじめる全身のサポート
まずは、今ある爪の状態でも最大限に機能が果たせるように整える施術を行っています。
過剰に厚くなった爪は、ただ削り見た目だけ整えるのではなく、爪の構造や再生を考えた適切な切り方・形に調整します
同時に、肥厚の原因になった真菌感染や生活習慣、歩行癖にも着目し、根本的な改善を目指した施術を進めています。
ありがとうございます