放置すると怖い爪の変色と、体が発するサイン
足の爪が黄色く変色してくると、「もう年だから仕方ないか…」と諦めてしまっていませんか?
ご相談の中で、最も多いお悩みの一つがこの「爪の変色」です。
確かに、加齢による影響もあります。
しかし、爪の変色の背景には、それだけでは説明できない体からのメッセージが隠れていることが多いです。
爪の変色で最も多い原因「真菌(カビ)の感染」
これまで多くの方の爪を拝見してきましたが、年齢や性別に関係なく非常に多いのが、真菌(カビの仲間)への感染です。
いわゆる「爪水虫」も、これに含まれます。
真菌に感染すると、爪には次のような変化が現れます。
• 爪が黄色や白く濁る
• 爪の下にカスが溜まったり、膿(うみ)が出たりする
• 爪がボロボロと脆くなる
これらは自然に治ることは少なく、放置すると他の指やご家族に広がってしまうこともあります。
こんな爪の特徴は「SOS」のサインです
変色だけでなく、以下のような特徴がある場合は特に注意が必要です。
• 爪が分厚くなっている(肥厚爪)
• 極端にカーブしている(巻き爪)
• 爪の成長が遅く、ほとんど伸びない
これらは、爪が本来持つ「指先を保護し、力を伝える」という役割を果たせていないサイン。
単なる見た目の問題ではなく、爪の機能そのものが低下している状態です。
原因は「足」だけとは限りません
爪の変色は、さまざまな要因が重なって起こります。
• 甘皮の消失
• 間違った爪の切り方
• 靴による圧迫
そして、意外と知られていないのが「内科的な要因」です。
実は、以下のような背景があると爪が黄色く変色しやすくなることがあります。
• 呼吸器の異常:喘息・慢性気管支炎・肺気腫など
• 血流の停滞:過去の入院などで、数日間ほとんど体を動かせなかった経験
爪は心臓から最も遠い場所。
そのため、酸素や栄養が全身に行き渡りにくくなると、その影響が真っ先に「爪の変色」として現れることがあります。
すべての爪が黄色い場合
すべての爪が黄色く変色している場合は、「黄爪症候群」という疾患の可能性も考えられます。
黄爪症候群は
• リウマチ性関節炎
• 甲状腺疾患
• 悪性腫瘍
などと関連することも報告されています。
このような場合は、自己判断せず医療機関での受診も大切です。
「爪くらい」が、将来の歩行を左右します
「爪の色が変わったくらいで大げさな…」そう感じる方もいるかもしれません。
しかし、爪が正しく機能しなくなると、しっかり踏ん張ることができなくなります。
• 手足の先に力が入らない
• バランスを崩し、歩きにくくなる
• 転倒しやすくなる
この状態を長く放置すると、歩行が困難になり、将来的に寝たきりにつながるリスクも高まります。
「一生、自分の足で歩く」ために今できること
大切なのは、「なぜ爪が変色しているのか」原因を正しく知ることです。
• 病院でははっきりしなかった
• 何年もこの色のままで不安
• どこに相談すればいいのか分からない
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
原因を理解し、納得した上で正しいケアや施術を行うことで、爪は少しずつ健康な状態へと近づいていきます。
爪は、あなたの体の状態を静かに教えてくれる大切なパーツ。
その声に耳を傾け、いつまでも元気に歩ける足元を一緒に整えていきましょう。


